野沢温泉外湯マップを忘れちゃった!外湯めぐりは2時間で7湯しか廻れなかったw
野沢温泉
長野県飯山市の隣にある村で、日本で唯一、村の名前に「温泉」がついている野沢菜漬けが有名な野沢温泉村。
沢山の人が生活をしている豪雪地帯は世界でも数少ないです。
冬の間は雪に覆われるこの地に湧き立つ温泉を発見したのは、聖武天皇(724~748年)の時代。いにしえの時代から温泉地として知られてきました。
信州を代表とする温泉名所。スキーやスノボーなどのウィンタースポーツをする人はもちろんのこと、しない人も一度は訪れてみたい温泉地。
村内には30余りの源泉があり、「外湯」と呼ばれる無料の共同浴場が温泉街に13ヵ所あります。
野沢温泉13の外湯
外湯とは古くから地域住民の生活の共同の場所として毎日利用させています。
それぞれに特徴をもつ共同浴場である外湯は、その周辺の住民が「湯仲間」という制度をつくり、管理、維持しています。13の共同浴場は村民の共有財産。電気料や水道料の負担、当番制で毎日の掃除をしています。
だれでも無料で利用することができますが、各外湯に設置されている賽銭箱にお気持ちを入れる心遣いを持って利用することをオススメします。
源泉は弱アルカリ性、100%の天然温泉。
冬季:6時~23時
夏季:5時~23時
一部の施設で利用時間が異なります。
きちんとマナーを守って入浴しましょう。
野沢温泉の源泉は高温!40~90度近い源泉が自然湧出。どうしても熱い場合は、まわりの人に声をかけ水を注ぎ湯船に入れるようになったらすぐに止めましょう。長湯せずさっと入浴しましょう。
シャワーやせっけんはありません。
洗いたい場合はシャンプー持参可ですが、シャワーはありませんので、湯船の湯でせっけんを流します。
掛け湯をするために湯桶は置いてあります。
その湯桶で湯船の湯をすくって洗い流しますので、お湯が熱いので、慣れていないとキツイかもです。
湯に入るときは身体を流してから入浴しましょう。掛け湯は熱さ対策として体を慣らす役割もありますので、熱くて入れない時はこれでもかというぐらいに掛け湯を繰り返してみましょう。
温泉からあがった時は身体を拭いてから脱衣所へ移動するようにして、脱衣所を濡らしてはいけません。
またどこの温泉でもそうですがタオルを湯船には入れるのはNGです。
村内は道路が狭く、外湯には駐車場はありません。
野沢温泉外湯マップ
出典:野沢温泉観光協会
1月土曜日、野沢温泉到着。
宿泊する野沢温泉ホテルの駐車場に車を停め、お昼は野沢温泉そば処茂んでゾハをいただきました。
ダーはスノボへアタシは外湯巡りをすることに。
13の外湯を制覇するぞ!とかなり気合いを入れてきたのに家にマップを忘れちゃいました。
アタシの人生を物語っている・・w
簡易的な全体図しか手元になく、方向音痴な自分はグーグルマップでナビりながら移動するも道に迷い続けること約2時間の外湯めぐり。
今思えば、観光案内所でそれらしき地図を入手できたかもしれません・・。
スタート時間は13時10分。
お賽銭箱に納める利用料の小銭をたくさん用意をして出発です。
野沢温泉ホテルから一番近いであろう外湯は松葉の湯?
後から地図見返すと大湯でしたが、何故かアタシは松葉の湯に到着しました(笑)
行ってみると・・・清掃中。
ということで、初めての外湯は河原湯です!
河原湯(かわらゆ)
大湯、熊の手洗湯と並ぶ野沢温泉三大古湯に一つ。昔渓流に沿ったくぼ地の河原にあったところから名づけられました。
男湯と女湯の間には賽銭箱があります。
後に入る時と出る時に一礼していた方がいたとダーが言っていたので、2日目からは利用時はそうするようにいたしました。
泉質:単純硫黄泉
効能は神経痛、リウマチ、胃腸機能の低下、糖尿病、皮膚炎に効き、温度が高く夏場に人気で朝湯に良いと言われています。
13時半。
誰もいません。
黒い・・湯舟が黒いのか?お湯が黒いのか?
あっつーいっっ!!!
なんなんですかこの熱さ!
熱すぎて入れませんw
初めての野沢温泉外湯、お水を注ぐという思考もまわらず、諦めて次いこっ…。
前日まで大雪が降っていたであろう野沢温泉。
お昼過ぎには温泉街メインの道路はちゃんと除雪されていました。
熊の手洗湯温泉街の看板の下を通り抜けテクテク歩くと上寺湯にたどり着けました。
上寺湯(かみてらゆ)
熊の手洗湯の上にあり、比較的歴史の古い湯。麻釜から引湯しており、熱い湯。
泉質:含硫黄-ナトリウム・カルシウム-硫酸塩泉。
効能は神経痛、糖尿病など、麻釜の湯とほぼ同じ。
ここちらも熱い(笑)
誰もいないのでお水を足すことにしちゃいました。
なんとか入ることができましたが、秒殺で終了。チーン。
おそるべし野沢温泉、外湯のお湯。
他の外湯も同じですが天井が高く、湯気抜き造りになっていました。
13時45分着50分発。
源泉温度が高い野沢温泉、外湯の中では上寺湯と熊の手洗湯が比較的入りやすいといわれています。
熊の手洗湯(くまのてあらゆ)
ケガをした熊が傷を癒したという古い湯。昔は伝説にちなんで手洗湯、後に照湯、寺湯とも呼ばれていました。
泉質:単純硫黄泉。
効能は特に切傷、火傷、おできあとに効くと言われています。
湯船はあつ湯とぬる湯に分かれています。
訪問時、2人利用者がいました。
ぬる湯のほうは比較的入りやすい温度。
河原湯と上寺湯が熱すぎて、やっと温泉にゆっくり浸かれて癒された感を堪能できました。
利用時間は14時6分~14時17分
十王堂の湯(じゅうおうどうのゆ)
他の外湯とは一風変わった洋風な外観が特徴的な2階建ての浴場。
1階が女湯で2階が男湯。麻釜と湯ノ宮から引湯。
浴場前の閻魔十王堂にちなんで名づけられました。
お湯は青く少しだけ白濁色。
河原湯や上寺湯などに比べると湯船も浴場も広く、中へ入るとおばあちゃんがふたり楽しそうに世間話をしながら入浴していました。
銭湯のような雰囲気。
泉質:単純硫黄泉
効能は大湯とほぼ同じ。
利用時間14時25分~14時35分。
新田の湯(しんでんのゆ)
幕末に開拓され比較的新しい外湯。西宮神社の裏手にあります。
泉質:含硫黄-ナトリウム・カルシウム-硫酸塩泉。
効能は神経痛、糖尿病、リウマチなど、麻釜の湯とほぼ同じ。
こちらも熱いです。
浸かるのは一瞬(笑)
利用時間14時43分~14時48分。
秋葉の湯(あきはのゆ)
唱歌が奏でられるのどかな公園、おぼろ月夜の館「斑山文庫」の上にあります。昭和55年に開業されました。
湯の色が日によって変化するそうです。
泉質:単純硫黄泉。
麻釜の湯とほぼ同じ。
透明な湯にはすこし湯の花が。
脱衣所で出会したおばあちゃんが、熱かったらお水を足してね。と親切に教えてくれました。
小さい頃からほぼ毎日通っているのよ。というお話の女性は83歳で、お化粧もほとんどしたことがないらしい色白のおばあちゃんはシアワセ感がにじみ出ていました。
中へ入るともうひとり地元の方が入浴していましたが、少し熱かったので「お水足してもいいですか?」とことわってからお水を注ぎ入りました。
利用時間15時3分~15時22分。
松葉の湯(まつばのゆ)
松葉民宿街の中心にあり、昔矢場があったところ。
的場がなまって松葉になったといわれています。
1階部分は洗い場となっていました。
2階に男湯と女湯があります。
泉質:単純硫黄泉。
効能は麻釜とほぼ同じ
入った時、ひとり利用者がいらっしゃいました。
だんだん熱い湯にも少し慣れてきましたが、7湯目、ちょっと湯疲れしてきました(笑)
利用時間は15時30分~50分
13の外湯全部まわるぞ!と気合いを入れての出発でしたが、地図を忘れてしまったこともありメチャクチャ迷いながらの外湯巡り。
効率が悪く・・約2時間弱で7湯しか入れませんでしたw
もっと計画的に順番を決めて地図があれば2時間でもっと廻れたと思います。
方向音痴のアタシは携帯のグーグルマップを利用しながら、こっち?あっち?
おまけに電池切れそうになり・・
ヘタしたら迷子でホテルに帰れなくなるかも。と思い、この松葉の湯で今日の湯めぐりは終了することにしました。
夕食後ひと休みした後、ダーと次なる外湯!麻釜の湯と中尾の湯に訪問しました。
麻釜の湯(あさがまのゆ)
麻釜通りに位置し、村の台所といわれている麻釜から引湯。
泉質:含硫黄-ナトリウム・カルシウム-硫酸塩泉。
効能は神経痛、リウマチ、胃腸機能の低下、糖尿病、皮膚炎に効果的。
熱い。
お水を足しながら蛇口の下で熱さ我慢して入りました。
後から来た女性も熱くて入れない様子でしたので、蛇口の下ならなんとか入れますよ!とポジションチェンジしてアタシは退出。ゆずり合いの精神が必要ですね(笑)
利用時間は日曜日20時半頃。
中尾の湯(なかおのゆ)
共同浴場の中で一番大きい木造湯屋建築。
あつゆとぬるゆに分かれており天井が高く広くて開放感があります。
泉質:含硫黄-ナトリウム・カルシウム-硫酸塩泉。
効能は麻釜とほぼ同じ。
21時頃訪問。麻釜の湯からの移動でしたので、かなり歩いた感覚、約20分・・遠かったです。
大きい外湯。4人利用されていました。そのうちひとりは外国人!
利用時間は日曜日の21時頃。
大湯(おおゆ)
野沢温泉のシンボルともいえる大湯は温泉街の中心にあり、江戸時代の趣を現代に伝える美しい湯屋建築が目を引きます。
あつ湯とぬる湯に分かれています。
人気ナンバー1です。
一番有名どころの外湯ですね。
小さいお子様ふたりを連れたお母さんとおばあちゃんが入っていました。
その後、もうひとり利用者が来られました。
利用時間は日曜日の21時前。
泉質:単純硫黄泉。
効能は麻釜とほぼ同じ。
滝の湯(たきのゆ)
源泉の一つ麻釜の少し上の山ぎわの静かなところにある木造のこじんまりした建物
泉質:単純硫黄泉。
重病後の回復期などに効くと言われています。
源泉は78℃の超高温。エメラルドグリーンのお湯。
訪問したのは野沢温泉宿泊2日目の夜、日曜日21時半前。
これまた、熱すぎて!!!
お水をジャージャー注いでいたところ、地元の方が入ってこられて・・
お水を注ぐだけではそう簡単には温度は下がらないとのこと。
注いだ冷たい水は下へ溜まるから、熱いお湯をは洗面器で外へ出しながら循環させるみたいです。
所要時間10分の約束で時間がなかったため無理やり蛇口の下にドボンと浸かるも一瞬しか入れず・・すぐ出る。
そして再チャレンジ。
でもまだ熱い!!!そんな入り方を3度やり時間オーバーのため帰り支度。
「あつ湯、大丈夫ですかっ!」と
そんな私の行動をみて地元の方は爆笑していました。
もうでちゃっていいんですか~。
温度下げるのだけお手伝いしてもらっちゃってすいません~。
今度はゆっくりいらしてくださいね~。
やさしいお言葉をかけていただき、ほっこりした気分で滝の湯を後にしました。
地元の方でも熱い湯は熱いんですね!
同じ人間なんだと一安心?!
絶対的に水を足してはいけないのかな?と思っていたのですが、過度にぬるくせず適度にお水を足すのはいいみたいです。
ヤケドしちゃ大変ですものね。
大湯でお風呂をご一緒したおばあちゃんはアタシには絶対入れない「あつ湯」に平気で入っていましたがw
イヤ、でもホント。野沢温泉の外湯の温泉水、たけしのスーパ―ジョッキー熱湯コマーシャルばりの熱湯風呂だと思われますw
横落の湯(よこちのゆ)
横地交差点坂道の下にある小さな外湯。
野沢温泉2泊3日の最終日、ホテルチェックアウト後に訪問。
1日目の外湯めぐりをしていた時、交差点まで行ったのにちゃんとした地図を持っていなかったので?!外観が茶色じゃなかったから?!横落の湯に気づけず素通りしてしまいました。
丸い湯船。お水足しちゃいました。
昨日の滝の湯で地元の方にお湯の温度の下げ方を教わったので、その通りにやってみました。
野沢温泉外湯めぐり通になってきたような?!
ぬる湯派でしたが最後の方は熱い湯も快感にw
クセになりそぉー。
月曜日の11時15分。
ちょうど脱衣所で服を着ている時、アタシと同じ観光客が入ってこられました。
家族でいらしていてご主人はスキーに行っているとのこと。
脱衣所は広め。
泉質:含硫黄-ナトリウム・カルシウム-硫酸塩泉。
効能は麻釜の湯とほぼ同じ。特に皮膚病にはよく効くと言われ多くの人に親しまれています。
真湯(しんゆ)
温泉街の北、つつじ公園の入り口にあります。
わたし達が宿泊した野沢グランドホテルからもっとも近い外湯で2分ぐらいで行けちゃいます。
20時半ぐらいに訪問したら終わっていました。19時までとの張り紙が。
真湯の利用時間は19時まででした。
翌朝行くも、熱すぎて入れず・・。
再チャレンジ3度目の訪問でやっと硫黄好きにはたまらない天下の名湯と呼ばれている人気の真湯にはいることができました。
利用時間は月曜日のお昼12時頃。
3名の若い女の子が入浴していました。
黒い湯の花がたくさん!硫黄の匂いがたまらない。
泉質:単純硫黄泉。
特に痔疾などの温めるとよい病によく効くと言われています。
おすすめの外湯まとめ
3日間で13ヵ所の外湯すべて利用させていただきました。
1日目、7湯まわるのに2時間弱かかってしまいました。
それは地図を忘れたからです(笑)
2時間半で13すべての外湯を制覇した方もいるようですが、アタシの感覚ですと4時間ぐらいですべての外湯巡りができると思います。
正直そんなに沢山まわらなくてよいと思います(笑)
ほぼ麻釜に湯からの引湯ですので、効能も同じ外湯が多いです。
源泉のちがうお湯を楽しみたいなら
- 大湯
- 麻釜の湯
- 熊の手洗湯
- 河原湯
- 真湯
- 滝の湯
そして独断と偏見でおすすめの外湯決めてみました♪
あくまで個人的な感想です。
1位!真湯
理由:硫黄泉が好きだから。イチバン硫黄泉!て感じでした。黒い湯の花もめちゃくちゃ浮いていて好きなお湯。
2位!熊の手洗湯
理由:ぬる湯が好きだから。ぬる目のお湯に長い時間浸かるのが基本的には好きなので、野沢温泉のあつ湯にパンチをくらいましたw
でも慣れてくるとあつ湯もクセになります。瞬時に体も温まります!
3位!大湯
理由:やはり野沢温泉のシンボルです!野沢温泉に訪れた際には足をはこびたい外湯ですね。
人気の外湯は利用客も多いというデメリツトもありますので、誰もいない外湯に入りたい場合は人気の外湯を避けるのもいいかもしれません。
野沢温泉の外湯めぐり楽しかったです。
お賽銭を気持ち程度に納めましたが、無料で利用できるようになっているなんて、ナンテ素晴らしい温泉街なのでしょうか!
しつこいようですが、どこも熱いです!
でもその熱さがクセになっちゃうかもですw
きっとコロナの影響がなければ、ウィンタースポーツのこの季節、もっと沢山の観光客がいたのでしょうね。
外湯巡り持ち物と服装
外湯巡りするには脱ぎ着しやすい服装と思い、おしゃれ感ゼロ!チャンピオンのジャージで挑みましたw
外湯から外湯は冬だから手間をはぶいてノーブラノーパンでも問題なし(笑)
ジャージはらくちんでおすすめです。
持ち物は小さい薄手のバスタオルと温泉旅館でもらえるような薄手の手ぬぐいを5枚持っていきました。
水分補給にペットボトルのお水もお忘れなく!
脱衣所には貴重品用の100円玉で利用できる小さい貴重品ボックスがあります。
外湯にはお手洗いはありませんが、村内に公衆のお手洗いが何ヵ所かあります。
村内にはスキー場の駐車場を含め、7ヶ所の駐車場があります。
- 中央ターミナル駐車場
- 中尾駐車場
- 新田駐車場
- 横落駐車場
- 第一駐車場
- 第2駐車場
- 第3駐車場
時期などにより無料or 有料だったりしますのでお調べのうえお出かけください。
出典:野沢温泉観光協会
野沢温泉の外湯は蔵王の共同浴場とはまたちがった感じでした!