ドクダミチンキの作り方【大腸ガンの母が大量のドクダミを摘んでくれた話】
湿度が高い6月はジメジメして嫌ですが、お肌にとっては乾燥肌がすこーし改善されて乾燥肌のお悩みから解放されてホッとする季節。
今のうちからスキンケアをしていかないと、また冬が到来したときは粉吹き顔になってしまいますw
先日、実家に行った時、ドクダミの可愛らしいお花が飾られていました。
ドクダミチンキが作りたいと思っていたアタシはドクダミほしいという話をしたら
実家のご近所さんの家の脇にたくさんドクダミが生えているというので、母親がわたしのために沢山摘んでくれました。
母親は数ケ月前、大腸ガンステージⅣで抗がん剤治療をしており副作用で体調がよくないにもかかわらず、そんなことをしてくれます。
永遠に母親って偉大過ぎますよね。
ドクダミ
ドクダミは日本や台湾、中国、ヒマラヤ、ジャワにかけて広く分布する多年草で、その名は毒を抑えるという意味の「毒を矯(た)める」から「毒矯め(どくだめ)」「毒矯み(どくだみ)」に由来し、ドクダミと呼ばれるようになったという通説があります。植物自体に毒はありません。
ドクダミには特有の臭気があり、このにおいのもとである精油には強力な抗菌作用があります。そのため体内に生じた老廃物や毒素を解毒して体の外に排出する働きに優れ、ニキビや吹き出もの、便秘、むくみなどの改善に使われます。
日本薬局方に収載される漢方生薬でもあり、漢方処方では皮膚疾患につかわれる処方などに配合されています。
毒出しの和漢薬。
開花期は初夏から夏にかけて。まさに今この時期、白いお花が咲いています。
日本ではよく知られているハーブですが、近年海外でも、風邪やインフルエンザなどの感染予防や美容を目的とした使い方のできるハーブとして注目されています。
ドクダミの成分
主要成分
- 精油【デカノイルアセトアルデヒド】
- フラボノイド配糖体【クエルシトリン、ルチン】
- カリウム
どくだみの生葉の臭気の成分はデカノイルアセトアルデヒドという精油で強力な殺菌作用があるといわれています。
乾燥させると酸化されて抗菌効果は失われ、ニオイも気にならなくなります。
だって。嫌がられちゃいましたw
ドクダミは「十薬」とも呼ばれています。主要成分のひとつであるカリウムは、利尿作用があるミネラルで体内の有害毒素や老廃物も同時に体外に排出してくれるデトットクス効果が期待できるので日常的に健康茶として飲むのもよいとされています。
また血流が良くなる効果もあります。
どくだみチンキの作り方
摘んできたドクダミを洗い、ハンガーで干しました。
ローズマリーチンキは乾燥させたローズマリーを使うので、ドクダミも乾燥させてチンキを作るのかと思いきや、ドクダミは生のまま高濃度アルコールに浸けます。
花と葉の部分では成分が違うため、花の部分でつくるチンキと葉でつくるチンキ、正確には2種類あります。
という単純思考と、面倒なことがキライという理由で一緒にウォッカに浸けてみたいと思います。
ドクダミをよく乾かした後、消毒した瓶にドクダミをいれ、ウォッカをいれます。
昔、梅酒つくった瓶。
ひと手間省くずぼらさ。
なにしろドクダミが大量だったため、無水エタノールでのチンキも作ってみました。
1日1回または数日おきに瓶は振りましょう♪
保存は冷暗所です!
4週間弱たちました。
右と左、浸出液の色がちがうのわかりますか?
右がウォッカ。左が無水エタノール。
無水エタノールは葉の色が溶け出しています。
ローズマリーチンキとちがって長い期間つけておいたほうが良いといわれています。
精製水と混ぜて化粧水として使いたいと思います。
ドクダミ茶
乾燥ドクダミもつくったのでお茶として飲用してみたいと思います。
乾燥ドクダミとお水をすこしだけ煮だしてドクダミ茶つくってみました。
お味はハーブティ。
過去にこんなハーブティ飲んだことある!ようなテイスティでした。
植物化学成分で老化防止
精油の成分は抗酸化用(老化防止効果)や消炎作用、美白作用、抗菌作用をもつため、美容領域での活用が試みられています。
昔から植物は美容に役立てられてきました。
植物の細胞と酸素が結びつくことを酸化といいますが、人の細胞の場合は老化といいます。
酸化は酸素のあるところで起きるので、人が老化しやすいところは酸素を運ぶ道である血管と空気に接している皮膚です。
皮膚はシミやシワといった悲しい問題が発生しますので、抗酸化作用をもったハーブティを内用したり、ハーブ化粧品を外用すればよいのですが、酸化は日常的に起きるため、たまにではなく毎日の暮らしの中に植物の要素を取り入れたライフスタイルが望まれます。
植物化学成分=抗酸化物資の積極的な摂取で、少しでも老化を遅らせねばw